0915 南アフリカ・プロジェクト [MBA]
9月3日から14日まで南アフリカのケープタウン(Cape Town)へ行ってきました。
MBAの国際ツアーでは一年に三都市訪問しますが、ベルギーのブリュッセル、中国の上海と訪問し、
そして、この南アフリカのケープタウンで終わりです。
南アフリカのケープタウンでは、NGOのプロジェクトに参加します。
私のチームは、トラウマ・センターというNGOに参加し、現在抱えている(直面している)問題に対して、解決案を提案するというものです。
さて、今回、ロンドンからケープタウンまで、エミレーツ航空で行きました。
ドバイ経由で、ロンドン-ドバイ、ドバイ-ケープタウンと計17時間の長旅です。
エミレーツでの空の旅は、さすがに疲れたけれど、とても快適な旅でした。
豊富な映画プログラムに料理、JALと比較すると、全てのお客様に満足してもらうスタンスが明確な感じがしました。料理も美味しかったです。
飛行機の中から
ケープタウン空港に到着
空港では、サムソンとLGの広告であふれていました。
また、書きますが、本当に充実した1週間でした。また、南アフリカには足を伸ばそうと思います。
おそらく?同世代でMBAを考えている者として意地悪な質問させてください。申し訳ございません、気に障ったりご気分害されたら削除してください。よろしくお願いします。
質問:プロジェクトの実効性についてどう考えていますか?
研修と割り切って参加して、自己満足としてとらえるのでしょうか?
南アは行ったことないですが、格差、病気と問題の根は深いのではないかと仮定しています。そんな中、済んだこともない利害関係のない外国人が1週間行って何ができるのでしょうか?
自分wataruさんと同じような年代35歳でMBAを考えていますが、率直な疑問で、自分がプロジェクトに参加してジレンマを持ちそうなので書かせてもらいました。
無礼な質問を申し訳ございません。
ご気分害されたら削除していただいてかまいません。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
お体に気をつけてください。
時々読者より。
by さとう (2010-09-16 08:01)
有難うございます。答えになるかどうか分かりませんが、自分なりに考えている点をお話させて頂こうと思います。
まず、この南アフリカのプロジェクトは、私が通っていますMBAのプロジェクトの一貫です。私も他のメンバーもこの活動を通して、「社会に貢献する」なんていう立場になく、むしろ勉強させて頂く場だと思っています。従いまして、私は、参加させて頂き、また現地の状況につき説明頂いたNGOの方々には大変感謝しております。また、南アフリカという地は、私共にとってはなかなか簡単に訪問を出来る場ではなく、こういった機会を得られたことにも感謝しております。
さて、プロジェクトワークにおいては、「一定の期間内にいかに見える成果を出せるか」という点が重視される点だと思います。もちろん一週間ですので、大きな成果は出せない(かもしれない)のですが、最大限集中して、NGOの方に何とか有益な提案をすることが目標です。
私のチームでは、トラウマセンターというトラウマ障害(特に心的な障害)を抱えている南アフリカの地域住民をサポートするNGOのプロジェクトに参加しました。このNGOは活動面、またガバナンスの面でもしっかりしていますが、マーケティング面、またファイナンス(ファンディング)の面で弱い部分があります(これはトラウマセンター側もそう理解しています)。そのマーケティング面、ファイナンス面においては、私のチームにおいてはスペシャリストも多いので、このNGOにあった実用的な提案をしようと考え、実際に提案をしました。現在も継続的にメールのやりとりをしています。
南アフリカ訪問前にもかなり現地の状況把握の為に調査をしたり、現場でもスタッフ、他の方々へのインタビューを実施しました。短い期間でしたが、その期間はかなりのハードワークでもあり充実した期間でした。NGOの方々にも、「今後色々な取り組みをしていこう」と私共のさせて頂いた違った視点からの提案にご理解、共感を頂きました。
私は、これを社会貢献の場とは全く捉えていません。こういった貴重な(勉強と交流の)場を提供して頂いたNGOの方々に逆に大変感謝しています。また、機会を見つけて、南アフリカに行くことが出来ればと思っております。
もし、MBAに関して、何か質問があれば、いつでもご連絡下さい。「自己満足」と「ジレンマ」の話は深いですね。僕もMBAの勉強の中で悩むことは多々あります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
高橋渉
by wtr (2010-09-23 03:07)
あと、もう一点ですが、Henley MBAは、南アフリカとのNGOとは、長く関係があります。毎年プロジェクトワークは行われています。
その中で、NGOの方々は、私共の各チームに対して、高いレベルの成果(提案)を期待されています。
「正直1週間弱でのプロジェクトではたいした提案はできないのでは」と私も思いましたが、とにかく現地の方々の希望には短期間の中で出来る限り答えるよう、有益な提案をと必死にはなります。
現地の方々とのディスカッションを出来る限りしましたし、出来る点については実行にも移しました。大変、有意義で色々な点で勉強になったように思います。
by wtr (2010-09-23 03:22)